全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.20

そっちとこっちは相容れない 他

塚本文子個展(2020.04)
〔収録作品〕
①そっちとこっちは相容れない(2016年夏 M120)
②しばらく休んでいいですか?(2019年秋 P100)
③抗がん剤点滴 イラスト
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乳がんになってからの3年間 私の作品、変化したのか、しなかったのか
●1月30日~2月3日
●梅田・芝田町画廊

 二元会常任委員の塚本文子さんから、初めてのタイプの個展になりますという手紙と共に“がん”明記の案内状が届いた。
 会場で塚本さんの弟さんが編集した画集を頂き、今展開催はドクターの後押しもあったと知った。
 展示は、2016年の夏の「そっちとこっちは相容れない」から2019年秋の「しばらく休んでいいですか?」まで年2点ペースの7点。がんと格闘していた中での大作が並ぶ。よくぞ重圧の中で描き続けたと思う。これまでも、自分をモティーフに女性のもつ奥深い一面を赤裸々に表現してきたが、淡々と語る言葉にも潔さと割り切りがあった。心奥に思いを潜めて練り上げたものが、絵画という媒体を通して具現するのだ。
 2016年夏、ふと美しい乳房のモデルを描きたいと思った。描き進めていく途中で自分に異変、「乳がん」が見つかったと言う。腫瘍の位置にヤモリを描き加えた。張り巡らされたフェンスもまた物語る。抗がん剤治療に始まり、翌年3月摘出手術、退院後の放射線治療に続く、ホルモン療法が一番辛かった。憂鬱、倦怠感で手が動かず、そのリハビリを兼ねて小品の花や風景を何十枚と描いた。それらが、一連作品として展示されている。更に驚いたのは、メモ魔と自称し、抗がん剤治療から入院手術、食事等をイラストで残した展示。思わず見入ってしまった。そこで元漫画家志望の新事実を知った。想像以上の頑張り、「休みたい時は自然流で」を送る。(松)

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そっちとこっちは相容れない(2016年夏 M120) — 塚本文子
そっちとこっちは相容れない(2016年夏 M120)
しばらく休んでいいですか?(2019年秋 P100) — 塚本文子
しばらく休んでいいですか?(2019年秋 P100)
抗がん剤点滴 イラスト — 塚本文子
抗がん剤点滴 イラスト