全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.33

夢

長谷川光一展(2025.09)
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自己増殖するシュールな世界
● 7月2日〜11日
● 名古屋市・ギャラリー彩

 春陽会会員で、中部支部の責任者として活躍している長谷川光一の地元名古屋での個展。
 春陽会の中でも、想像、創作世界をシュールな光と影で描く。機械工場の配管システムが知能を持ち、自己増殖を繰り返し創造主となる架空世界。
 プラント関係の技師として働く作家の夢想的思考から生れ出た作品といえるが、描画法も大変ユニークで驚かされる。構想の下絵は詳細でなく、指先に油絵の具をつけて線とともにグラディカルな面が構築されていく。初めてみた人はその描法の凄さに驚く。今回の個展には紹介の、異次元宇宙に浮かぶ構造体。不気味に白く光るのは心臓部か、三葉虫とカミキリムシが配管から湧き出してくる「夢(100号)」を筆頭に、アンドロメダ空間の巨大鋼虫と女性アンドロイドの「夢・30号」、次々と大地にうねり建つ配管機械の塔「幽玄」と、大きなタンクから幾つもの配管を天空に突き出す「群生」。虫のアンドロイドの交配、螺旋にねじれた「遺伝」、「樹海」などの小品が並び盛会となった。 (松)

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夢 — 長谷川光一