● 3月7日〜11日● 兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー東館2F 2018二元兵庫支部春季展に併催して二元会運営委員・前田ひさゑさんの初個展が開催された。 前田さんは桜の樹をテーマとしてここ十数年描き続けている。常に現地に足を運び、徹底したスケッチをもとに構図構成を決め、淡いブルーとグリーンを基調色として靄の中、霞の中にふっと浮かび来るようなダイナミックな桜の幹、枝を描いてきた。その花の美しさを如何にだすか、という命題を持ちながら、桜の花は二の次のように。 今展には、桜を取材した当初の写実主体のものから一昨年の内閣総理大臣賞受賞作「春の風(奈良 権現桜)」、昨年の「春の風(奈良 又兵衛桜)」までその絵画観の変遷がみえる展示となっていたが、やはり大きく変化が窺えたのは5年程前。上掲作「風の音(奈良 又兵衛桜)」からだ。手前に伸びる枝をより明瞭に描き、幹部との距離感をだして空間感が豊かになった。その手法の延長上に大臣賞の手前の桜花がある。更なる進化に期待したい。(松)
● 3月7日〜11日
● 兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー東館2F
2018二元兵庫支部春季展に併催して二元会運営委員・前田ひさゑさんの初個展が開催された。
前田さんは桜の樹をテーマとしてここ十数年描き続けている。常に現地に足を運び、徹底したスケッチをもとに構図構成を決め、淡いブルーとグリーンを基調色として靄の中、霞の中にふっと浮かび来るようなダイナミックな桜の幹、枝を描いてきた。その花の美しさを如何にだすか、という命題を持ちながら、桜の花は二の次のように。
今展には、桜を取材した当初の写実主体のものから一昨年の内閣総理大臣賞受賞作「春の風(奈良 権現桜)」、昨年の「春の風(奈良 又兵衛桜)」までその絵画観の変遷がみえる展示となっていたが、やはり大きく変化が窺えたのは5年程前。上掲作「風の音(奈良 又兵衛桜)」からだ。手前に伸びる枝をより明瞭に描き、幹部との距離感をだして空間感が豊かになった。その手法の延長上に大臣賞の手前の桜花がある。更なる進化に期待したい。(松)