平成24年度日本藝術院会員

一東書道会会長

井茂 圭洞

 

 一東書道会会長の井茂圭洞氏が日本芸術院新会員に就任された。
 本紙23面に美術部門の新会員と推薦理由を簡潔にまとめたが、井茂氏の推薦理由全文は、「氏は、幼少より筆墨に親しみ、十代半ばから本格的に学書に取り組み、中国の書から王羲之を中心に多大な古典を、日本の書から三筆・三跡をはじめ、平安古筆のすべてを渉猟して、今日の独創性豊かな書風の基盤を確立した。
 現在、氏の斬新な「散らし書き」は、伝統美の品格に範を置きながらも、研ぎ澄まされた現代の造形感覚をも兼ね備えた仮名書として高く評価されている。また、京都教育大学の教員として長年にわたり、後進の指導にも尽力し、書を通じて日本文化の発展向上に大きく寄与している。
 日展正規の常務理事としての手腕に期待がかかる。第35回一東書道会展より「要白」の効いた作品「日本の四季」を挙げた。(松)

 

 

 

 


〈第35 回一東書道会全国書道展より〉

春雨に… (他三首)