傘寿記念● 3月14日~19日 ● リーガロイヤルギャラリー 日展会友、臨池会渉外部長の襟立玉英さんが、令和元年12月のニューヨークでの喜寿記念二人展に続いて、傘寿記念の書作展を大阪・リーガロイヤルホテルギャラリーで開催、築きつつある襟立ワールドの書の世界に多くの展覧者が訪れ全日盛会となった。 確かにここ5~6年間、襟立さんの書に微妙な変化を感じていたが、特にニューヨークでの写真家(ブライアン・モア氏)とのコラボを実施したことが大きな契機となったと思える。いわば、写真の持つ空間イメージに言葉としての「文字」をのせる響き合いの妙味に何かを感受されたのではないか、そう思える。その世界が広がり、肩の力も抜けて書線の機微に柔和さが加味されて、書の空間をより深く考えられるようになった。最近『書作が楽しくなってきた』と言われることもその査証でもあるだろう。 さて、今展にはニューヨーク二人展のコラボ作品「令和」「雲居」、最近の臨池会、読売書法展出品作など含めた全25点から7点を挙げた。いろは歌のコラボ写真は、東京大学名誉教授・唐木英明氏撮影。大胆な大字と調和体風の「色は」、かな書きで渇筆を活かして空に浮かべた対比作品。柔らかな空間に情感滲む芭蕉の句「ほろほろと」。また、良寛の歌を2紙千鳥に配して、ことばを紡いで静かに布置した感の「いざこども」。絶妙な揺らぎ、「落ち」と「花つばき」の呼応感「花椿」。華邨氏逝去後に指導を受けている池田桂鳳氏の「間」を自らの呼吸の「間」に繋げた「東海の」に足が止まる。そして(一社)かけはし設立理事・川端マツオ氏の富士の写真とのコラボ作品「富士の嶺」、まさに雲上に浮かべる如く、返し書きの歌が映える。作品はリーガロイヤルホテル大阪・日本料理なかのしまに展示。(松)
傘寿記念
● 3月14日~19日 ● リーガロイヤルギャラリー
日展会友、臨池会渉外部長の襟立玉英さんが、令和元年12月のニューヨークでの喜寿記念二人展に続いて、傘寿記念の書作展を大阪・リーガロイヤルホテルギャラリーで開催、築きつつある襟立ワールドの書の世界に多くの展覧者が訪れ全日盛会となった。
確かにここ5~6年間、襟立さんの書に微妙な変化を感じていたが、特にニューヨークでの写真家(ブライアン・モア氏)とのコラボを実施したことが大きな契機となったと思える。いわば、写真の持つ空間イメージに言葉としての「文字」をのせる響き合いの妙味に何かを感受されたのではないか、そう思える。その世界が広がり、肩の力も抜けて書線の機微に柔和さが加味されて、書の空間をより深く考えられるようになった。最近『書作が楽しくなってきた』と言われることもその査証でもあるだろう。
さて、今展にはニューヨーク二人展のコラボ作品「令和」「雲居」、最近の臨池会、読売書法展出品作など含めた全25点から7点を挙げた。いろは歌のコラボ写真は、東京大学名誉教授・唐木英明氏撮影。大胆な大字と調和体風の「色は」、かな書きで渇筆を活かして空に浮かべた対比作品。柔らかな空間に情感滲む芭蕉の句「ほろほろと」。また、良寛の歌を2紙千鳥に配して、ことばを紡いで静かに布置した感の「いざこども」。絶妙な揺らぎ、「落ち」と「花つばき」の呼応感「花椿」。華邨氏逝去後に指導を受けている池田桂鳳氏の「間」を自らの呼吸の「間」に繋げた「東海の」に足が止まる。そして(一社)かけはし設立理事・川端マツオ氏の富士の写真とのコラボ作品「富士の嶺」、まさに雲上に浮かべる如く、返し書きの歌が映える。作品はリーガロイヤルホテル大阪・日本料理なかのしまに展示。(松)