〔釈文・作品〕「立春」春の風…京都展 ■ 5月1日〜6日 ■ 龍枝堂画廊 / 岸和田展 ■ 5月9日〜13日 ■ 岸和田市立自泉会館「日本のこころと美」は奥氏の憧れであろう。銀座で初個展を開催したのは2002年の晩秋のこと。それから堰を切ったように毎年個展を重ね、銀座〜岸和田(在住)、京都〜岸和田と巡回し、自分の書の有りようを世間に問うてきた奥宣憲氏である。以前は作品を求められても手元から離さなかったが、今では氏のファンも増え、作品が個人宅に掛かりだしているようで、何よりのことだと思う。今年は京都で出品作全26点を拝見した。氏は選文を特に大切にしている。日本語の慈しい響きの中にひそむ深い意味を書線にのせよう、そうした心遣いを表装まで行き渡らせようとしている。尊敬する日比野五鳳翁の独特の空間感に固執しては自分の空間は生まれない。そうした努力の先に自風の兆しが見えてくる。注目の二点を紹介させて頂いた。
〔釈文・作品〕「立春」春の風…
京都展 ■ 5月1日〜6日 ■ 龍枝堂画廊 / 岸和田展 ■ 5月9日〜13日 ■ 岸和田市立自泉会館
「日本のこころと美」は奥氏の憧れであろう。銀座で初個展を開催したのは2002年の晩秋のこと。それから堰を切ったように毎年個展を重ね、銀座〜岸和田(在住)、京都〜岸和田と巡回し、自分の書の有りようを世間に問うてきた奥宣憲氏である。以前は作品を求められても手元から離さなかったが、今では氏のファンも増え、作品が個人宅に掛かりだしているようで、何よりのことだと思う。今年は京都で出品作全26点を拝見した。
氏は選文を特に大切にしている。日本語の慈しい響きの中にひそむ深い意味を書線にのせよう、そうした心遣いを表装まで行き渡らせようとしている。尊敬する日比野五鳳翁の独特の空間感に固執しては自分の空間は生まれない。そうした努力の先に自風の兆しが見えてくる。注目の二点を紹介させて頂いた。