全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.97

仮名四十七文字の歌 他

第2回蛙園会書展(2024.09)
〔収録作品〕
①仮名四十七文字の歌 ―大為爾歌―
②武蔵野の秋(小品)
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昨年、第1回の旗揚げ展を開催し、大きな話題を呼んだ蛙園会書展。代表の土橋靖子さんにおいては今年3月、日本藝術院会員に就任。ますますその活躍が期待される。大字かな表現が隆盛して久しいが、作風は会派によって大きく異なり、それぞれの志向の競演が現在の作域の広さにつながってきたといえる。そんな中、土橋さんが求めてきた日比野五鳳譲りの清らの世界の独自風も着実に華を開かせ、最近ではそこに強さを加えつつある。今展の大作においてもその意図がよく窺える。書壇最高の立場を得ても、変わらず芸の高みを目指す作家が代表の同会。自ずと会員の士気も上がるわけで、その実、各大作への意気込みには相当の熱量を感じた。木村通子理事長の万葉歌八首は天井から床まで届く大きさ。こんな広い世界でも線は和らぎ、ほのかな温かさに包まれている。中路佳保里の牧水歌二十九首もかなり大きいが、横たえる黄紙に滔々と流れをつないだ表現世界に思わず没我、至近で見入っていた。他方、谷口成孝のように若さを前面に出した思い切った書きぶりも見られる。小木曽郁子や尾崎洋子の細字かなも貴重な存在で、同会の両極の美を追う具現化でもある。また小品コーナーや35歳以下の若手選抜グループによる昴コーナーも設けられた。同会の層の厚さの証左でもあろう。土橋代表の小品「武蔵野の秋」に見る風雅の世界と大作に見る強靭の意志。同会の芸域は一層広がりを見せるだろう。(篠原)

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仮名四十七文字の歌 ―大為爾歌― — 土橋靖子
仮名四十七文字の歌 ―大為爾歌―
武蔵野の秋(小品) — 土橋靖子
武蔵野の秋(小品)