第42回国際美術大賞展

 

坊城 妙海

「豊 麗」

 

 白牡丹が馥郁と香っている。つぼみから咲ききるまでのひとつ一つの確かな表情をとらえた豊かさに、花芯の紅が艶々しい。葉むれのデリケイトな緑の変容と明暗、陰翳も確かに、気品をただよわせている。(中)