全日本美術 ALL JAPAN ARTS
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Work No.8

晴れ行く岳

東丘社55回展(2015.08)
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●5月26日~31日
● 京都府立文化芸術会館

東丘社は、堂本印象が昭和9年創設、主宰した京都の日本画画塾。絵画専門学校の教授として、更に私塾においても多くの後進を育成。三輪晁勢、堂本元次、曲子光男、そして現代表の三輪晃久を補佐する由里本出がいる。
昭和14年、京都市生まれの由里本出は金沢美術工芸大学卒業後、東丘社に入塾。既に半世紀におよぶ画歴をもち、主に北国の海と大地を描いた風景画に定評がある。中でも、平成11年に妙心寺龍泉庵の開祖五百年遠諱にあわせて描かれた百面の方丈の襖絵は圧巻。室中の間は越前海岸、東の間は水、西の間は山岳が描かれており、風景作家の本領をいかんなく発揮している。
今回の東丘社55回展では、三輪代表の薫るような「緑季」をはじめとして29名の作品が並んだが、由里本氏は「晴れ行く岳」を出品。山霧が風に流されて峰の全容が浮び来る時間的空間をイメージの世界で切り取った。色彩の重ね方は、大胆で洋画的でもあり、それが風の気配を捉えている。
現在、日展会員。(松)

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晴れ行く岳 — 由里本出