雨宮 敬子 彫刻展
―澪れい標ひょう記き に寄せて―


● 7 月6 日〜 15 日 ● 和光本館6F

 

 

 日本藝術院会員の雨宮敬子さんが、雨宮(あめのみや)家のたどった歴史を残しておきたいと瀧悌三氏に依頼、列伝風の『澪標記(れいひょうき)』〈15面新刊案内参照〉が上梓されたことを機に、ー澪標記によせてーと銘打った彫刻展を銀座・和光で開催した。包み込むような優しい肌合い、表情が魅力ある女性像や少女像を中心に、青年像、仏像などを含めた大作から小品まで、40点を出品。また、ともに日本藝術院会員であった父・治郎氏.弟・淳氏の作品.各7点も並んだ。
 敬子さんは、今年が創作活動を始めて60年の節目にあたると聴く。様々な紆余曲折の後、本格的に彫刻家を志したのは、日大芸術部美術学科を卒業した昭和31年以降、33年の3回目の日展出品で特選受賞。その前後の活躍は澪標記に譲ろう。図録、澪標記ともモノクロだが、それは一貫した敬子さんの拘りである。無彩色は想像力に繋がる。(松)

 

     雲に聴く 62×50× 高150cm

 

 

水光る       28×59× 高39cm

 

生 成  20.5×24× 高76.5cm