第44回日展

 

雨宮 敬子

「遙 光」

 

 全体の優しい丸味をもつ裸婦像は、首をやや傾けて静かに深い思惟のなかにある。人は誰でも己れの生を背負い、性さがや業に悩み苦しみ、光明を求める。裸婦を包む光は、彼女の内面を照らし導く光であろう。(中野)