日本藝術院会員就任記念


山本眞輔彫刻展
…心の旅・祈りのかたち…


■ 2月18日〜27日 ■ 日動画廊(本店)
■ 3月3日〜12日 ■ 日動画廊(名古屋)


 平成20年に日本芸術院会員に就任された彫刻家、山本眞輔氏の就任記念の彫刻展が、銀座・日動画廊本店において開催され盛会となった。初日の会場でのオープニングには中山忠彦日展理事長をはじめ、日動画廊オーナー、先輩の芸術院会員・雨宮敬子さんらが改めて氏の芸術院会員の就任と今展の開催の祝辞を述べた。
 意外に思ったのは東京での初個展とお聞きしたことで、日展、日彫展、白日会を主発表の場としながら制作の拠点を地元名古屋に置いて、愛知県の彫刻の主導的立場を堅持してこられたことが改めて窺われた。
 今展には、21年前の西望賞作品「あこがれ」を始めとして、平成11年の日展内閣総理大臣賞「森からの声」、芸術院賞を受賞した第35回日展作品「生生流転」の代表作に、一連の「心の旅シリーズ」、最近の「まほろばシリーズ」とテラコッタ作品、また、一昨年に智恩院御影堂に収めた「旅立ちの勢至丸さま」、同じく今年、文勲書家杉岡華邨氏が台文字を揮毫された法然上人像(智恩院)の原型を含め30数点が展示された。
2度のイタリア留学で学んだ技術と本物指向、そして大病を経て知った命の尊さ。それらの思いが一体となって山本眞輔の彫刻に命を吹き込んでいる。テラコッタに氏の遊び心と心象が重なる。「まほろば」を訪ねる心の旅だ。(松)

 

森の詩�U 2010 30.0×17.5×12.0

 

心の旅 ― アジャンタ�T ―2005  43.0×87.0×27.0

 

 


生生流転   2003 185.0×115.0×65.0

 

心の旅 ― まほろばへの道 ― 180.0×110.0×70.0

 

旅立ちの勢至丸さま    2009 145.0×63.0×55.0