第38回日展

 

蛭田 二郎

「永日抄」

 まるで天使のような幼な子だ。

お腹も足も、腕も手もふっくらとして、何のけがれも知らない。

何かを見凝めるともない眼差しは、あどけなく優和だ。

そんな幼ない日々の幸福こそ掌中の玉なのだ。