作品集出版記念
〈2011年度文化功労者〉
橋本 堅太郎 展
■10月19日〜25日
■ 島屋東京店6階美術画廊
■11月2日〜8日
■ 島屋大阪店6階美術画廊
日本芸術院会員の橋本堅太郎氏が今秋、講談社から初の作品集を刊行した。
周知のとおり橋本氏は2000年のミレニアムの年より日展理事長に就任。日展会館の建設、国立新美術館への移行問題、日展100年展の開催などの大きな事業を成功裡に導き、9年間その責務を全うしたが、理事長としての激務の中、自らの制作も両立させた。東京展の最終日10月25日に橋本氏の2011年度の文化功労者顕彰の報道がなされたことも劇的である。
今展には、その作品集に収まっている中から選抜された「竹園生」、「清冽」など代表作の数々と最新作を加えた木彫、ブロンズ作品約20点が並んだ。
橋本作品は、時にはステンレスなど異質材を組みあわせた斬新さなど意表を突くが、その真髄は彫りの清廉さにあると思う。特に薄布を纏う「まとう」、「心音」、「追憶」、「韻」、「慈」など女性の情感表現は群を抜く。益々円熟味が深まってきている。
(松)
