彫 刻

朝倉 響子 展

 

■1月25日〜2月21日 ■上野の森美術館ギャラリー

 

 

 「東洋のロダン」と称された朝倉文夫の次女、朝倉響子の近作展。朝倉響子は20代で日展にデビュー、23歳(1948年)で日展特選受賞、4年連続特選を果たすが、1956年に日展を脱退。その頃はまだまだ男社会であり、朝倉門下に属する精鋭彫刻家とのしがらみに自ら決別したとみるべきであろう。以降在野にあって現代的センスある女性像を数多く生みだし、79年長野県野外彫刻賞、82年には中原悌二朗賞を受賞し、現代彫刻家としての揺るぎない地位を確立した。
 今展には近作10余点が並んだが、若いハーフのモデルの表情と肌合いに着衣の質感がマッチしたブロンズ作品で凛とした清爽感が感じられる心地よい展示となった。特に立像は現代女性のファッション感覚を存分に活かして老境とは思えない世界を構築していた。(松)

 

 

 

アリサ (05 ブロンズ)

 

アリサ(04 ブロンズ)