| 山中翠谷 書作展
独立書人団常務理事兼事務局長で毎日書道会総務や全日本書道連盟評議員などの要職にある山中翠谷氏がこの11月、満を持して40年ぶり2回目の個展を開催する。大作中心の新作23点が一堂になる大個展だ。ひと足早く画面上でその一部の作品を拝見することができた。そこには少字数による濃淡各体の書表現が、山中翠谷独自の優しく分厚い線条をともなって紙面に横溢していた。しかしあくまでも画像上のことである。縱8尺横12尺にも及ぶ「蒼穹」などは、この大紙面を目の前にしないと「線条の命」は決して見えてこないであろう。「親」にしても、うごめく濃墨の肌は直視することでその真実を見いだせるだろう。「順心」においては、その潤渇の尊さを眼前にして初めて知ることになるのではないか。他、8尺×12尺の山本有三「路傍の石の一節」や6尺×19尺の金文「大河滔々」など、大空間を支配する山中翠谷の情熱が会場を満たすに違いない。
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蒼 穹 〈2400×3620〉
親 〈1530×1650〉
順 心〈1820×2780〉
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