第9回日展
西田 健
「藤浪」
特選受賞作。山型構成の典型ながら、そこにある行の揺らぎ、線の沈潜に見る者の目は奪われる。作者が目指す「侘び寂びの世界観」は歌意を伴って着に進歩しているのではないか。「蛙ころなく…」余韻も見逃せない。(篠原)