三井 三幸 ―文字と時空間―


● 8月3日〜8日 11:00〜19:00
● 銀座第7ビルギャラリー1F

 

 松山在住の書家三井三幸が、この春の教員退職を機に東京では初の個展を開催する。師を持たず、団体にも属さず、一人貫いた書業四十五年。「人(書家)の一歩は私の十歩」ととらえ、「自問自答の暗中模索」から独自の表現様式を開拓してきた。
 愛媛松山の書といえば三輪田米山だ。高校入学前の三井三幸の眼にも米山があった。そして高校では独立の北岡抱岳に出会う。この辺りに書業のバックボーンとなる「一字の書」の根幹があるのだろう。最近の色彩作品もその延長線上の制作にあるようだ。
 今展には27点が出品される予定だが、その大半は一字、少字数の作品。中でも色彩作品は注目されそうだ。色画用紙にポスターカラーという単純な画材だが、線の質感、情感は書線そのもの。また「一紙面(空間)に時間を変えながら」書いた線の象の関連性も大きなテーマだ。「時空間」に託した作者の新たな挑戦を見ることになるだろう。
 ◇みつい みゆき/号 三行/無所属  (篠原)

 

 

 

 

 

 

 

静夜 古代文字より
【男・女・炎・虎】

番(つがい)