第118回日展

 

吉澤 石琥

「李提挙に寄す」

 

 「戦争に得なんてない」との強い思いがこの詩を選ばせた。五律前半四句を大書、後半四句を小書きに添えた作。作者の書は直線が持ち味。充分の墨量から繰り出される太細のそれには、感情移入も見られて爽快だ。(篠原)