改組新第8回日展

 

吉澤 石琥

「山行雑咏」

 

 自然の大なるを詠んだ十句を大書と小書きで表現した。黄土の紙色に墨量充分な行体が颯爽と書かれている。この豊饒の墨は作者の風によく合って見る者を引きつける。自然への情感が書の姿に化した証左でもあろう。(篠原)