古希記念

第7回 江口大象 書作展

  璞社会長江口大象氏の第7回書作展が、この年末に原田の森ギャラリーに於て開催される。
 氏は1935年中国青島で生れ、天津で幼年時代を過ごした。戦後は佐賀高校を経て18歳の時に小坂奇石に師事、1958年に東京学芸大学書道科を卒業している。卒業の翌年日展初入選を果たし、師の補佐をしながらめきめきと実力を蓄えてきた。璞社の機関誌「書源」の創刊と共に編集長として辣腕を発揮、1975年には40歳で初個展を開催。以降5年毎のペースで還暦個展まで実施してきたが、その後雌伏10年。1994年、1997年と二度の日展特選を受賞し、一番脂の乗った仕事が今回第7回展(古希記念)として披露される。新作約100点に加え、璞社書展で発表した数々の大作・超大作が一堂に並べられるというから壮観であろう。また、焼物や氏の弟の絵画作品との共作もあるという。多才振りは当初から知られている大象氏であるが、この何回かテーマとしてきた「わかりやすさ」は如何に昇華されているだろうか、楽しみでもある。 現在、日展委嘱、日本書芸院常務理事、読売書法会常任理事、徳島大学講師。         (松)

 

  ■ 12月22日(水)〜25日(土)   
   ■兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー   

   齋庭 穂(ゆにはのいなほ)古事記より   52×225cm