第31回 田中穂積 作品展

(書と絵と他)

予告

 

 一期一会を個展の基底に据えた田中穂積氏の第31回個展である。
 何回かすでに記させて頂いているが、穂積氏は首の頚椎損傷の為利き腕の右手が自由に動かなくなり、筆を左手に持ち替えたという不屈の人である。だんだんと左手の文字が文字らしくなっていくその過程が新鮮だったと語った当初の笑顔が忘れられない。左に持ち替えた後の個展回数が右手のそれより多くなったが、過去から氏の書を知っている人も左手書きとは全く気づかなかったというエピソードは有名である。
 書だけの催しから陶器が加わり絵の作品も並べられるようになった。それらがどんどん進化する。果たして今回は如何なる作品展開となるか楽しみだ。   (松)

    ■ 5月19日(木)〜24日(火)  ■ 西宮市・ギャラリーアライ