第11回日展

 

市澤 静山

「圓悟」

 

 実に静山らしい書である。この結体、この線条、落款を見ずともすぐ判別できる風。作者は書譜の「偶然書せんと欲す」に意を得、この作ができたと言う。諸条件の一致もあったのだろう。書自体の本質を見る思いである。(篠原)