改組新第2回日展

 

市澤 静山

「衄 挫」

 

 瞬時瞬間の作者の呼吸が線に定着した作と言える。素材は書譜から「筆の先を挫(くじ)く」の意。「強い逆筆で筆毛を挫き、紙面に筆を食い込ませ」た跡。太い線のにじみの効果もまた、特筆に値するだろう。(篠原)