第11回日展
崎 華 祥
「富士の高嶺」
百歳を迎えた作者の清々しい境地が紙面に満たる。まるで絵を見るような紙面構成、潤渇に横たわる筆意の踏襲。強さを求めずとも、意志の徹底があれば書は完結することを教えてくれている作だ。玲瓏の富士の遠望。(篠原)