第47回桂紅会書展
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4月5日〜7日
● セントラルミュージアム銀座
崎 華 祥
桂紅会書展の第47回展。主宰の楢崎華祥さんは今年3月百寿を迎えられ、今展に併催して「百寿記念作品」10点(大作3点含む)が披露された。足腰健勝で明晰な言動、生み出される作品は今なお深化し続けている。その中、皇太子妃時代からご進講役に任じられている雅子皇后の復興の御歌「ふるさとの復興願ひて…」と古今和歌集(素性法師)から白雪と白梅のイメージを重ね合わせた空間性高く爽やかな作品を紹介させていただいた。
続けて役員作品より、飯島香苑は一茶の句を2紙を少しずらして配し、全体観の調和とった。井田智佐子は与謝野晶子の歌「ひんがしは…」を扇面的な行展開で魅せ、大きく展開して空間性も活きた。稲葉淳子「麦藁帽子」は寺山修司の高校時代の青春歌、かな書というより調和体的表現。紫式部の贈答歌のひとつ、十二単の絵文様もいきた構成は大野幸子。虚子の句を大胆な空間構成で展開した加藤紀代子のも目立った1点。加藤泰玉は古今和歌集より在原元方「霞立つ…」を2紙にリズム良く展開した。帖仕立てで色紙での展開を探った北山成子。小林幸子は各行に工夫、挑戦が窺える。やや荒さあるも風趣でた清水喜美子。杉浦華桂はキングヌーの「飛行艇」のサビをかな古典の様式に寄せた。吉田博は斎藤史の昭和45年の歌を、歌意に沿ってY字構成で収斂させた。
(松)
