第45回日展

 

津金 孝邦

「海天未暮」

 

 江戸末期の文人篠崎小竹の詩から選文したと言う。「かいてんいまだくれず」時代を背にした壮大な言葉に津金孝邦の筆は何らの気負いもみせず、むしろ悠々と墨を沈み込ませている。不易なる書の真髄を見た。(篠原)