第44回日展

 

津金 孝邦

「山喬盈缺」

 

 太くうねった線の前半二字から、速度をあげて勢いづく後半二字へとつなぐ。定着した四字は一体となって峻立。語意、語感が宿る作品感の存在は作家の精神の高さと相いれよう。盈ちて缺けるは常也と。(篠原)