―古代文字への憧憬―
第29回有秀会書展より

会長 三 上 栖 蘭

■2月17日〜22日
   ■銀座・鳩居堂3F画廊

 今年、新春松の内に書業40年の軌跡と銘打った4回目の個展を開催し、大きな反響を得た書道玄海社会長三上栖蘭さんの社中有秀会の第29回展。
 この展覧会は毎年テーマを決めて、各人が発想を活かした作品づくりを楽しんでおり、他展にはない雰囲気を持っている。銀座は外人の展覧者も多く、何度か英語のキャプションを用意する等工夫を重ねてきている。本年は「古代文字への憧憬」がテーマとなった。38名の出品作品の中、三上会長の2点を挙げた。
 甲骨文字を淡墨で爽やかな響きで書した「山高水長」、紙下部の飛沫の文様に映える。一方、バランス感とセンスの良さが十二分に窺えるのは東巴文字の「高山攀登」であろう。
 前号1面カラーに紹介の三上会長の個展記事中、書道玄海社と記すべき所、書海社と道玄が欠落していた箇所がありました。慎んで訂正致しますと共にお詫び申しあげます。     (松)

 

 

*山高くして水長し〈甲骨文字〉    53×20

*高山攀登〈東巴文字〉  30×29