第17回晨風会展より
会長
河野 隆
12面に晨風会展として半頁モノクロで、14点紹介しているが、河野会長作品をカラーでピックアップする。
先ず、篆書四言聯「如龍得水 似虎奔山」は、伸びやかで品格ある作品。空間に清風が流れる感。秦始皇帝詔量銘は4文字10行の篆書、権量銘と云われるが、河野氏は扇面に3〜4文字、最後1文字の13行にして臨書作品とした。紙の色彩と紋様が相まって行下空間が文字を浮き立たせて律々とした動感を生んでいる。画からは「桜桃図」、サクランボを挙げた。黄・朱の実の鮮やかさ、墨ひと筆での果柄と籠描写が爽快。昨年は魚のハタが図案紋様でスポーツタオルになったが、今年は「桜桃図」。
そして、「康寧」の印面・印影を紹介する。深く多方向から刻された朱文線、方寸の内外を行き来する気の流れが淀まず微妙なバランスをとっている。(松)

篆書四言聯 如龍得水 似虎奔山
