第44回日展

 

河野  隆

「少長咸集」

 

 蘭亭叙の一節。学書者ならば誰もが知る言葉だからこその撰文であろう。識者がゆえのそれとも言える。篆体結構に寸分のくるいもなく、運刀の冴えは言うまでもない。印影下に書した跋文の書法にも本格の味。(篠原)