第43回日展


榎倉 香邨

「青葉かげ」


 若山牧水の文学を追う。一貫したテーマ追求が毎作洗練された書面を生み出している。今作は牧水三十三歳頃の歌五首。巣鴨に転居した光の自然観照の歌。そのさわやかさを香邨の線が見事に紡いでいる。