第40回日展


榎倉 香邨

「夜半のさくら
」

 
 若山牧水の世界を追って滔々と香邨仮名が駆け巡る。牧水文学の調べに取材し、そのエキスを書の美に昇華させる手法はさすが。作書の動機は無限であるが、文学の表情を長く追って作品化できる作家は稀だ。