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第3回Isako展「秋暁」
繊細な仮名、細字表現に定評のある古川伊佐子(号司邦)さんの三回目の個展が開催された。過去二回は六年前と二年前、それぞれ「冬籠り」「花明り」と題し、日本の詩歌を書いてきた。今回は「秋暁」。つまり六年の月日を経て、四季を一巡りさせたことになる。出品は23点。いずれも古筆臨書で鍛えた仮名線を基調にした作。ただしかし古川さんのそれは、凡その仮名作家が表現する所謂「かな」とは風趣を異にしている。その要因の一つは「わかりやすさ」だ。たとえ変体仮名であろうと、見る者はそれを読解しようとする心持ちになる。努めて丁寧な運筆に終始し、言葉を紙に埋め込むが如くの表現にはまさに古川さんの心がこもっているのだ。紹介の2点を見てもそれが充分に伝わってくる。料紙の柄に細線が溶け込んでゆくような「秋の七草」。写経「紅葉狩り」の大和絵も古川さん自筆。鳥の子紙にどうさを引く作業から始まり、髪の毛の一本一本にまで心が及ぶ。有島武郎「小さき者へ」、「荒城の月」も出色。現在、朋心書會主幹・現代書道研究所副理事長。 (篠原)
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無量義経徳行品第一 紅葉狩り
秋の七草(山上憶良の歌) |
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