華甲記念 ―師資相承―
中室舟水書作展


● 1月19日〜21日 
● 原田の森ギャラリー本館2F

 

 神戸笹波会・理事長代行の中室舟水氏が還暦を記念して個展を開催、大きな区切り展としての書人生の1頁を記した。
 日展での2回目の特選受賞をなし得て、いよいよ自分の世界の構築を目指す、そんな意欲が伝わってくる。
 舟水氏は1964年生まれ、父は笹波会の精鋭で早世された・中室水穂。その父を追っての書人生、日展初入選は31歳と聞く。今展には歌にこだわり、萬葉から近代まで心に残った伝えたい歌を、自作の料紙、父の残した料紙他でイメージに合わせて表現した65点が並んだ。
 昭憲皇太后「みがかずば」、旅人「鞆の浦の」、特に、後水尾天皇「さまざまに」は秀逸であったが、父の飾り6曲屏風を再使用した古今和歌集・「賀、春夏秋冬、雜」を挙げた。今後更なる活躍を期待したい。(松)

 

 

古今和歌集 (六曲屏風 タテ118×ヨコ52.5cm×6枚)