横山煌平書作展

■ 4月2日〜7日
■ 兵庫県立美術館ギャラリー棟 3Fギャラリー

 

 日展会員、一先会理事長の横山煌平氏の大々的な書作展が、兵庫県立美術館の3階ギャラリーで開催された。ここは、2年前に榎倉香邨氏が「牧水を書く」と題して大個展を実施した会場で、広大な壁面に紀友則「君ならで」や大弐紀卿「正月たち」他の歌を書した二曲屏風一双2作品、光孝天皇「君がため」など24紙を整然と貼りつめた二曲屏風、山部赤人「あしひきの」、遣唐使之親母「あきはぎを」の2メートルにおよぶ額作品を中心に、清楚な利休屏風、細字、小字の小品作品が並んだ。
横山煌平氏は昭和16年、神戸の生れ。兵庫県立兵庫高等学校在学中より深山龍洞氏に師事、奈良学芸大学特修書道科を卒業し、教育畑を歩みながら一東書道会に所属し順調に受賞歴を重ねながら昭和61年日展特選、平成4年に2度目の日展特選を受賞し、ほどなく会員に就任した。その後平成14年、小山素洞氏と一先会を立ち上げ現在に至っているが、この作品展は老境にある小山氏に替わり会の顔として立つ決意の現れと言えよう。今更に横山氏の細字、小字の切れの良さ、用筆の巧さが際立った作品展となった。(松)

 

 

 

 

一つ松いくよかへぬる…(市原王)