現代書道研究所 選抜小品展

〜「宙 SORA」をテーマとして〜

■11月11日〜16日 ■銀座・大黒屋ギャラリー

 現代書道研究所の日本書展といえば、全臨の超大作が並ぶ希有な書展として知られている。創設者中島司有氏の文字の大切さ、文字の力のすばらしさを学ぶ起点が臨書であるという学書方針は、氏亡き後も佐伯所長を中心とした高弟にしっかりと受け継がれているが、司有氏は臨書をふまえて、様々な書表現に挑戦し続け、芸術選奨文部大臣賞を受賞している。今回で第三回展となった選抜書展も、そうした自運の書を目指しての各人の挑戦といえる。
 121名の選抜は、会場の広さからいえば些か多すぎる感がある。また、いきなりアイデアに走りこれまでの臨書が活かされていない作品も見受けられる。何を、どの古典を参照して、どう表現するか、基本を堅持した作品創りを望みたい。テーマの把握もまた重要である。五線のソ、ラに「空」が浮かぶ佐伯司朗所長ほか幹部作品を挙げた。   (松)

所長 佐伯司朗

 

理事長 佐伯方舟

古川司源