大阪教育大学退職記念

前島 泉洲 書作展

■5月14日〜16日

■大阪豊田ビル地下1階イベントフロア

 

 日展会員、臨池会事務長の前島泉洲氏が、今年大阪教育大学教授を定年にて退官、それを機して記念の初書作展を大阪で開催した。
 泉洲氏は昭和20年、大阪堺市に書家前島松軒氏の次男として生れ、幼い頃より書的環境にあった。父松軒氏は千草会所属の日展かな作家、泉洲氏も自然と書を志すようになったという。
 大阪教育大学書道科に入学し、そこで当時日展かな書界で特選を受賞し、日の出の勢いにあった杉岡華邨氏の指導を受け、卒業と同時に師事することになる。恵まれた環境の下、早々と頭角を現し、26歳で日展初入選を果たし、一方教育畑にも実績を積み、10年にして高校書道科の教諭から母校専任講師に就任、助教授、教授と務め上げる中、二度の日展特選を受賞し平成20年日展会員となった。今展には、屏風、軸、額の30余点が並んだが、ゆったりとした流れが氏の作品の美質に繋がっている。今後の更なる展開を期待したい。(松) 

 

 

万葉集三首(屏風)

初雪や 水仙の の たはむまで (芭蕉)

あの中に 時繪かきたし 宿の月 (芭蕉)