日本篆刻家協会会長・ 日展会員
尾崎蒼石篆刻書畫展


● 2月23日〜27日
● 台北市・惠風堂宣紙圖書部B1展覧

 

 日展会員、現代書道二十人展出品者、日本篆刻家協会会長の尾崎蒼石氏が台湾の筆墨最大手である、風堂の企画展として海外での初個展を開催、筆者も現地に飛んだ。
 場所は、台北の国立師範大学前の「惠風藝廊」。一昨年に河野、氏が台湾の書道・篆刻界に交流の道をつけた個展開催の会場である。その河野氏の急逝で、萎みかけた日・台交流の新たな布石として尾崎蒼石に白羽の矢が立ったと思われる。従って尾崎氏の個展をメインとして、春節後の「台北市国際書法展・迎春揮毫大会」に日程をあわせて台湾書壇の旧知も含めた重鎮(凌亦文、康世統、薛平南、李清源、陳国福ら各氏)との旧交と親善を果たしたとも受け取れる。河野氏の残した若手篆刻家の相互交流展はもちろん意義あることであるが、以後の交流の要のひとりに尾崎氏が立ったとも言えよう。関西の篆刻家は中国との交流は盛んだが、台湾はあまり馴染みがなかった。この個展を契機に一層の交流の深まりが期待される。
 さて、個展の内容だが、準備期間が僅かだった為、作品は旧作と近年作が主体となった。18歳(高校生)の頃と38歳の書作品を含め、2017年に亘って篆刻、書・畫作品60点が展示された。多くの日本からの参加者が見受けられる中、開会式が会場で盛大に挙行され、会期中も大いに賑わった。 (松)

 

 

 

 

 

墨梅圖  37×64cm 2017年

 

帝城春欲暮 喧々車馬度(白居易詩句) 69×116cm 2016 年

 

会場入口にて(尾崎氏)