第10回日展
尾崎 邑鵬
「靜退以為寳」
百翁を迎える作者の渾身の一作。六朝楷法をベースにした結構と線条。字間を等間隔にして明るさも生み出す。長年培ってきた古典研鑚の集積が自然発露的に随所に顔を出す紙面。まだまだ新たな展開が期待される。(篠原)