改組新第8回日展

日比野 光鳳

「もみじ」

 「小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ」百人一首の秀歌。明るい料紙は嵯峨の紅葉のイメージだろう。それを背にした雅の仮名世界。中央部の散らしに切実な感情表現を見る。「せめてもう一度」。(篠原)