改組新第1回日展
黒野 清宇
「世のなかを」
紫紺系の太い線が凝縮性をともなって終始明瞭な空間を導き出している。極薄茶の紙色がそれを一層効果的にした。その上に「ちらしの気脈」も窺うことができる。万葉仮名、変体仮名の調和にも腐心の跡がある。(篠原)