第44回日展
高木 聖鶴
「山家集秋の歌」
卒寿を迎えても闊達な仮名表現の意欲は衰えず、ますます筆勢豊かに行が進む。漂泊の歌人西行法師にあこがれる思いが秋の歌三首を撰ばせ、その風情を書線の流れの中に宿した作品。後半の行末の躍動も見もの。(篠原)