卒寿記念
文化功労者 高木 聖鶴 
書展


■ 11月23日〜12月3日 ■和光ホール展

 文化功労者・日展参事の高木聖鶴氏が卒寿記念の書展を11月末から銀座和光で開催する。これまで氏は、2度同会場で個展を開催しているが、いずれも満場の盛会を呈し、熱烈なファンの多さを改めて認識したところだが、今回、和光から是非にという要請を受け開催が決まったという。
 高木聖鶴氏は昭和22年に内田鶴雲氏に師事し、25年日展初入選、48年に日展特選、そして平成7年には日本芸術院賞を受賞されて、更に平成18年、文化功労者に顕彰されている。現在は日展参事、朝陽書道会会長等を務め、現代かな書を代表する一人としてご活躍中である。「生涯の学習にしようと思って書を選んだ。だからここまで勉強したから終わりということではない。それが始めたときの主義ですから。自分でできる範囲のことは全力投球して書の勉強をする。それをずっと生涯続けています。これからもずっと。」とは御本人の言葉だが、今も毎朝筆を持たれることを日課とされており、かなの古筆は言うに及ばず、漢字の古典臨書も続けられている。
 だから、氏の作域は広く、流麗な流れ、凛然とした雰囲気、情感こもるものというように観者を魅了する。今回は、懐素、孫過庭の臨書、古今和歌集の長軸を含めた58点の作品が並ぶ。その開幕が楽しみだ。(松)

 

春山の…  中島月笠

 

       名月や…  松尾芭蕉

 

秋風にたなびく…    藤原顕輔(新古今和歌集)四一三

 

 

 

春霞たてるやいづこ…   詠者不詳(古今和歌集)三・他三首

 

月のおもしろかりける…     
清原深養父(古今和歌集)一六六・他一首

東風ふかば…            
    菅原道真(拾遺和歌集)一〇〇六

 

 

古今和歌集巻第七 賀のうた   
(古今和歌集)三四三他

懐素「自叙帖」  第58回朝陽書道会展出品作