第52回日展

 

高木 聖鶴

「山家集抄」

 

 字句を読まずとも、作品から季節の情感を感じ取れるのが高木聖鶴の仮名である。今作も春の歌三首を書いているが、まるでたなびくように線が流れ行き、春の山里の抒情に溢れくる。日本美の象徴を見る思い。