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第31回青丹会書展
吉川 美恵子 「「平家物語」灌頂巻〜大原御幸」 昨年に続き大和高田での31回展となった青丹会(吉川美恵子会長)。今回は、第8回日展に続き第10回日展特選の栄に輝いた河合鷹山理事長は万葉集春の雜歌「浅緑」一首を六曲屏風に超大字で大胆に展開した。会にとっても慶事、新たな幕開けに期待がかかる。一方、書芸院、読売に於いても重要な位置をしめる吉川会長は、長大な四曲屏風をパネル状に配して二段組に自在な間合いを鑑み「平家物語-大原御幸」の『遠山に…』からの歌と文を綴る雄大な布置で魅せた。新井蒼雨相談役の枯れた味わいも一興で、大嶋三峰会長補佐の古典に基ずく潤渇の機微も冴える。軸装での自在な小字の流れは中西柳邨監事。常任理事より6名を。川代久美子は4紙に近代詩文調に自由詩を展開、頭揃いでないならもっと自由な空間思考を。大嶋峰道は、2首をなだらかな山構成で纏め調和ある。中出佳世子は文字群の構成の響きが面白い。新葉久美の縦展開も巧みさある。悠揚と文字をのせる武村栄子。軸仕立てを3段にして白雲文様を活用した森川史実代。理事からブルーの紙に調和体の柳澤美希、線質に変化要素秘める増田早希子を挙げた。奈良県知事賞は森川幸恵が受賞。 (松)
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