改組新第8回日展
吉川 美恵子
「明日香河」
浅葱の八尺紙面に万葉歌三首が悠然と横たわる。一首目は上部を開けて控えめに、二首目は大きく展開し、そのまま三首目を抱き込んで静かな最終盤へとつなぐ。明瞭な構成と線条の豊かさが「大和の原風景」を醸し出す。(篠原)