第53回創展

 

大脇 兼子

「葵」

 

 タチアオイの花が対角構図の中に力強く描かれる。赤と薄いピンクの花弁、瑞々しい緑の陰影、背後の単色の青が融合して、画面は生気一杯だ。天を突く茎の真っ直ぐが気高く、威厳さえも匂わす。日本画らしい一作。(篠原)