第73回春の院展

 

小田野 尚之

「轍」

 

 緑濃き季節、木立ちや田畑の田園の中を生活道路が貫いている。作業車のつくった轍を陽が白々と照らし、トタン板の作業小屋が点在する。緑の色と筆致に多様な表情を与え、平凡な景を一幅の作品とした。(中)