令和七年度東方展
永井 茅子
「木 蓮」
春、葉に先立って白色六弁の大形の花を開く。かすかな香りにふり仰ぐと空を覆い隠すばかりの花群れが、天蓋のように薄暮の頭上に広がっていた。ひと花ずつのていねいな密な描写が花の波動となってきた。(中)